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明治31年から始まった築港計画による埋立工事は、大正時代に入ると船町・鶴町・南恩加島、平尾などの広大な臨海工業地帯を生みました。木津川・尻無川沿岸には多くの造船工場が建設され、大小70余社の会社がひしめきました。大戦の終結とともに、造船ブームは衰退していきますが、その技術は車両工業・機器製造業などに転化されていきます。
昭和に入っても、製造工場の建設が進み、中山製鋼所が溶鉱炉の建設に成功し、大正区の発展に大きな貢献を果たしました。当時の社長を務めておられた中山悦治氏は、大正工業会の会長も務めました。この頃の大正区は、労働者数と比較して生産額が高く、資本構成の高度な工業化が進んでいたことをうかがわせます。
戦後、公害問題で一時的に大正区の工業に暗い影を落としていた時期もありますが、現在でも鉄鋼業・一般機械器具製造業など多くの企業がまちの工業を支えています。
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まちの工業を支える会員企業

樺山製鋼所(船町1−1−66)

鉄鋼事業・エンジニアリング事業などを営む。大正区の発展に大きく寄与したが、現代ではリサイクル事業にも力を入れ、廃プラスチックや紙くずといった産業廃棄物から固形燃料を開発するなど、環境を考慮した都市型の製鉄所となっている。

 

潟Nボタ 恩加島事業センター(南恩加島7−1−22)

鉄鋼事業・エンジニアリング事業などを営む。大正区の発展に大きく寄与したが、現代ではリサイクル事業にも力を入れ、廃プラスチックや紙くずといった産業廃棄物から固形燃料を開発するなど、環境を考慮した都市型の製鉄所となっている。

 

大阪鋼圧梶i泉尾7−1−11)

創業(昭和13年)以来、鉄鋼サービスセンター一筋に精進してきました。昭和33年に鉄鋼ユーザーの要請により、いち早くスリッター業界のパイオニアとして、最も近代的なスリッティングカットラインを完成させ、スリッター分野への進出を果たしました。

 

桑畑電機梶i泉尾6−5−6)

船などの操舵室にある電気機器を作っている会社。
特殊技術でクライアントの厚い信頼を勝ち取っています。

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